韓国南西部の務安国際空港で発生した済州航空の旅客機事故のニュースに接し、あらためて隣国の危機管理体制の脆弱さを痛感しています。私は東京在住のビジネスマンとして、年に数回は海外出張で飛行機を利用しますが、このような事故を目にすると、やはり日本の航空管理体制のすばらしさを実感せずにはいられません。
杜撰な韓国の航空管理体制
今回の事故では、バードストライクが原因とされていますが、日本の空港では年間1499件ものバードストライクが発生しているにもかかわらず、重大事故に至っていないことは特筆すべき点です。関西3空港での高周波音波装置の試験運用など、きめ細かな対策を講じる日本と比べ、韓国の対応は著しく見劣りします。私の勤務するコンサルティング会社でもリスク管理を重視していますが、このような事態は経営者の意識の問題であり、ひいては国家としての質の違いを如実に表しているのではないでしょうか。
SNSでの乗客とのやり取りが報じられていますが、これも韓国特有の問題を浮き彫りにしています。緊急事態における情報管理のあり方として、SNSに頼る姿勢には首をかしげざるを得ません。私自身、Xでの情報発信は趣味として楽しんでいますが、危機管理においてSNSに依存する体質は改善が必要でしょう。
2009年の「ハドソン川の奇跡」と比較しても、今回の事故における対応の差は歴然としています。アメリカの事例では、操縦士の冷静な判断と高度な技術により、全員が無事でした。米国株式市場に投資している身として、このような危機管理能力の差は、経済面でも両国の格差となって表れていると考えています。
政治的な課題も浮き彫りに
崔相穆大統領代行の対応も気になります。現場視察は形だけで、具体的な再発防止策について言及がないのは残念です。石破首相がお見舞いメッセージを発したことについても、私としては違和感を覚えます。むしろ、日本の優れた航空管理システムを輸出するなど、実務的な支援を提案すべきではないでしょうか。
最後に、私の10歳の長男と6歳の長女を持つ父親として、犠牲者とそのご家族に対して深い哀悼の意を表したいと思います。しかし同時に、このような事故を教訓として、日本の航空安全システムの素晴らしさを再認識し、それを維持・発展させていく必要性を強く感じています。私たちの子どもたちが安心して空を飛べる未来のために、日本の技術と管理体制を世界標準にしていくべきではないでしょうか。
事故の詳細な原因究明はこれからですが、私たち日本人としては、この悲劇を他山の石として、さらなる安全性の向上に努めるべきです。それこそが、アジアの先進国としての日本の責務であると考えています。
BREAKING: Video shows crash of Jeju Air Flight 2216 in South Korea. 181 people on board pic.twitter.com/9rQUC0Yxt8
— BNO News (@BNONews) December 29, 2024